『マンガでわかる 「認知症の人には、こんなふうに見えています」』

 

厚生労働省によると、2025年には高齢者の約5人に1人が発症する(※)といわれている認知症。2025年といえば遠い未来の話ではなく、わずか3年後の世界。※(厚生労働省「新オレンジプラン」「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」より)

 

家族を始め、自分自身や友人・知人がいつ認知症になるかもわかりません。

そんな認知症に関して、 1万人以上の脳を診てきた脳内科医の加藤俊徳氏が監修した本書『マンガでわかる 「認知症の人には、こんなふうに見えています」』では、 「認知機能が低下している人の視点」で、認知症患者のよくある言動をわかりやすくマンガ化されています。

 

症状を初期から重度までのステージ別に分け、その理由や対応策がわかりやすく解説されているほか、認知症患者の家族に役立つ情報をまとめたブックインブックや、40~50代から始める「脳の強化法」なども掲載されている、一家に一冊あると便利な書籍です。

 

『マンガでわかる 「認知症の人には、こんなふうに見えています」』

 

軽度の場合は、できないことは決してとがめず、受け止めてあげて家族全体でカバーしていくのが良いそうです。

『マンガでわかる 「認知症の人には、こんなふうに見えています」』

 

中程度の場合は、ただ叱責するだけでなく、散歩などで外に連れ出したりすることで、関心を他に向けることを考えると良いそうです。

『マンガでわかる 「認知症の人には、こんなふうに見えています」』

 

また、やや重度の場合は、部屋で見間違いやすいものを極力なくし、照明にも気を使うなど、まずは環境を整える事から始めることを進められています。

『マンガでわかる 「認知症の人には、こんなふうに見えています」』

 

 

コロナ禍で外出自粛によって体を動かすことが少なくなると、高齢者は筋肉、関節などが萎縮して体の各部位が老衰しはじめるため、感染予防は大前提ですが、散歩などで積極的に外に出ることが大切ともおっしゃられています。

また、若年性などもあるように、若いからと言って安心せず、まずは以下のような予防法もお試しください。

★絶対ノー残業デーをつくる
★10分間の昼寝をする
★歌を歌いながら料理をつくる
★階段を1段とばしで下りる
★創作料理をつくってみる
★自分の目標を親にメールで伝える
★街で見かけた人の心理を推測する
★おしゃれな人の服装をまねる

 

販売価格は定価:1100円(税込) 。

発売日は明日2022年5月17日(火)で、宝島社からの発行です。