2017年7月に株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンから発売された絵本『もいもい』(監修 開一夫、作 市原淳)。
「東京大学赤ちゃんラボ」の開一夫(ひらき かずお)教授が、赤ちゃんたちと一緒に作った絵本で、赤ちゃんが「泣き止む」「釘付けになる」「このページで絶対に笑う!」など様々な反響があり、発売から2年で20万部を突破しました。
これまでも赤ちゃんが好きそうな絵本というのは数多くありましたが、あくまでそれは「大人」が「赤ちゃんが好きそうだと勝手に思っている」絵本。
そこで、本当に赤ちゃん本人が好きな絵本とは?と、あかちゃんを審査員に迎え、選択注視法(長く見たほうが勝ち!)という実験をはじめ、さまざまな実験を行うことで選ばれたイラストたち。(最終的には4作品が試験されたそうです)
そんな2年がかりの実験で発売されたのが「あかちゃん学絵本シリーズ」全3作。『もいもい』のほかに『モイモイとキーリー』『うるしー』があり、『もいもい』には『もいもい ボードブック』という赤ちゃんがなめても、かじっても大丈夫なボードブック版もあり、こちらも発売半年で7万部を突破。
3作品のシリーズ累計では何と50万部突破目前だとか。
ちなみに「もい」はフィンランド語の挨拶(やあ!など)でもあり、赤ちゃんの好む「繰り返し音」、「声に出しやすい、まみむめもの音」という理由から開教授が選定された言葉だそうです。
大人でもツイキャスなどでは「モイ!」が挨拶になっているくらいですから、赤ちゃんも好きなんでしょうね(笑)(ツイキャスの運営会社の社名も「モイ株式会社」です)
そして、こちらがそんな話題の絵本『もいもい』の読み聞かせ動画です。絵本に効果があるかどうかわからない方は、この動画を見せて試してみるのもいいかもしれませんね。
【公式】あかちゃん学絵本『もいもい』読み聞かせ
1万部でヒットと呼ばれる絵本業界にあって、27万部は驚異的な数字。ちなみに2017年と2018年に生まれた赤ちゃんの数はおよそ186万人ですので、7人に1人の赤ちゃんが『もいもい』を読んでいる(買っている)計算に。
大人もターゲットのキングコング西野さんの『えんとつ町のプペル』が38万部といわれていますので、いかに売れているのかがわかると思います。
SNSでの口コミのほか、TVなどマスメディアの影響も大きいのでしょうね。
主な番組などは
- 「おはよう日本」(NHK)、「進化する児童書」で紹介 2019年5月20日放送
- 「すくすく子育て」(NHK) 「どう選ぶ?子どもの絵本」の中で紹介 2019年5月18日&25日放送
- 「東大王」TBSで紹介 2019年1月9日
- 「林先生が驚く初耳学」(MBS)で「あかちゃんが泣きやむ絵本」として紹介 2018年5月27日
- 「スッキリ」(日テレ)で「あかちゃんが釘づけになる絵本」として紹介 2018年3月8日
その他、「す・またん」(読売テレビ)、「おはよう朝日です!」(朝日放送テレビ)などにも取り上げられるなど各方面でも多数とりあげられているそうです。それだけ「赤ちゃんが泣き止む」という効果があるからなのですね。
ぐずる赤ちゃんにお困りの方は、1冊いかがですか?
通常版は定価1400円(本体)+税(税込1,512円)、ボードブック版は定価1200円(本体)+税(税込1,296円)となっています。