『マンガッタン=デジタル』

 

2011年(平成23年)3月11日(金)に東北地方の太平洋沿岸部を襲った東日本大震災。

宮城県沖が震源地ということで宮城県石巻市も壊滅的なダメージを受け、漫画家の故・石ノ森章太郎さんの世界が楽しめる石ノ森萬画館も被災されました。

そんな被災当時の萬画館での様子や復興に向かう人々の姿をコミックで紹介している『石巻からのコミック&復興情報マガジン マンガッタン』(発行:街づくりまんぼう)も萬画館の復興後に創刊され、多くの方々に読まれてきました。

また、さらに多くの方に読んでもらい、復興への礎にしてきたいという関係者の想いから、昨年2020年3月11日にはKADOKAWAの無料漫画サイト「ComicWalker(コミックウォーカー)」内の特設サイト『マンガッタン=デジタル』にて、毎週無料で一話ずつ、今も掲載が続けられています。

そして、震災から10年の節目となる本日2021年3月11日(木)に、今後の10年、20年と、東日本大震災を風化させずに語り続けていけるように、さらに多くの人の手に取りやすく、読みやすく・・・との願いで冊子に編纂された『マンガッタン=デジタルVol.1~Vol.7』が電子書籍として発刊。本日より各電子書籍販売サイトにて無料で配信開始されました。

本日現在は2巻(Vol.2)または3巻までが配信されていて、以降、順次配信が開始されるみたいです。

 

『マンガッタン=デジタル』

『マンガッタン=デジタル』

 

  • Vol.1執筆陣:ちばてつや、石川森彦(シナリオ・大石けんいち)、木村直巳、井上きみどり、はやせ 淳、土山しげる、南 久美子
  • Vol.2執筆陣:里中満智子、わたせせいぞう、姫川明輝、北川玲子、村上茂雄、井上きみどり、つだゆみ(原作・村上ナッツ)、倉田よしみ、南 久美子
  • Vol.3執筆陣:志賀公江、わたせせいぞう、たなか亜希夫、木村直巳、三浦みつる、井上きみどり、はやせ 淳、南 久美子(敬称略)

 

【無料配信実施ストア】(順不同)
BOOK☆WALKER/Amazon/ピッコマ/LINE/マンガボックス/コミックシーモア/Kobo/Google Play ブックス/DMM/music.jp/アニメイトブックストア/ebookjapan/Renta! /U-NEXT/Pixivコミック/ブックライブ/BookLive!コミック/紀伊國屋書店/honto/ブックパス/Reader Store/U-NEXT/dブック/Amebaマンガ/コミックフェスタ/ひかりTVブック
※随時変更となる可能性があります。配信日時・期間など各ストアで異なる場合がございます。

 

こちらは、そんな石ノ森萬画館からのメッセージです。

~石ノ森萬画館からのメッセージ~
宮城県石巻市は、石ノ森萬画館を中心として『マンガを活かしたまちづくり』に取り組んできましたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災によって壊滅的なダメージを受けてしまいました。絶望の淵に落とされた人々は、一時は前に進むことを諦めかけましたが、世界中の方々から数えきれないほどの激励や支援をいただき、それに後押しされて前に進むことができました。「震災」「復興」の裏側には様々なドラマがあります。避難中の出来事、復興に向かって進む人々の姿、友情、絆、出会いと別れ・・・等々、これらのドラマをマンガで残し伝えるため、賛同してくれた漫画家や関係者の皆様の協力によって『マンガッタン』が誕生しました。東日本大震災から10年が経ち、どんどん風化は進んでいきますが“マンガの力”で震災の記憶を伝承し、未来へとつなげていけたら幸いです。

 

 

今は震災とは違ったコロナ禍という大変な時期でもありますが、石ノ森先生のおっしゃられた「今こそみんなが ひとつになる時」の言葉のごとく、輝く未来のために、みんなができる範囲で助け合って前進していきたいですよね。

また、相田みつを先生の「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる」も災害ボランティアなどをしていると、肌身で感じることでもありますよね。

 

この機会に、ぜひ無料でダウンロードして読んでみてください。

 

 

【関連リンク】
KADOKAWA作品を中心に3,000作品以上の無料漫画(マンガ)が掲載されているComicWalker内の特設サイト『マンガッタン=デジタル』
https://comic-walker.com/mangattan-digital/

石ノ森萬画館
https://www.mangattan.jp/manga/