2007年に創刊されこれまで139タイトル、累計400万部突破のまんがで名著を解説する「まんがで読破」シリーズ。その「まんがで読破」シリーズを新創刊したGakken版「まんがで読破」シリーズ。
7月発売の『戦争と平和』、『銀河鉄道の夜』、『源氏物語』、『蟹工船』、『西遊記』とあわせ、人生を変える最強名著「まんがで読破」厳選10冊として2023年9月14日(木)に残りの5冊となる『人間失格』『こころ』『武士道』『レ・ミゼラブル』『資本論』が発売されました。
各巻の解説も好評で、『まんがで読破 資本論』には経済評論家・山崎元氏の解説が30ページも含まれています。
「労働者は、自分が生産する価値よりも安い賃金で働くことによって、資本に剰余価値(=利益)をもたらします。資本は労働者から利益を得て、その一部を銀行などの債権者に利子の形で支払い、残りが資本家のものになります。そして、うまくいっているビジネスでは資本家の取り分が大きくなるのです。
では、なぜそうなるのか。一つには、労働者が皆よく似ていて『いくらでも代えが効く存在』であり交渉上の立場が弱いからです。もう一つには、彼らがリスクを嫌って、安定した雇用、決まった報酬額に対して、安い賃金でも労働を提供するからです。」 (『まんがで読破 資本論』解説より引用)
太宰治の『人間失格』の解説には 『だめんず・うぉ~か~』などでもおなじみ漫画家・コメンテーターの倉田真由美さん。
「(女と付き合えるダメ男は)自分に気がありそうだな、と目ざとく気付くと、冗談めかしてからかうこともする。ヨシ子に『お嫁さんになってくれる?』なんてさらっと言ってみせる。モテる男というのは、ほとんどが、この『女に軽口をたたけるスキル』を持っています。そして、甘えるのがうまいのも、女と付き合えるダメ男の特質です。」 (『まんがで読破 人間失格』解説より引用)
そのほか、『こころ』の解説は茂木健一郎(脳科学者)さん、『レ・ミゼラブル』の解説は島田歌穂(俳優・歌手「レ・ミゼラブル」に1,000回以上出演)さん、『武士道』にはロバート・キャンベル(日本文学研究者)さんが担当されているなど、漫画のみではなく、その各界の著名人による解説を読むのも楽しいかもしれません。
販売価格は424ページある『まんがで読破 資本論』が税込990円。その他4冊は208ページ・税込792円となっています。
ぜひGakken版「まんがで読破」を手にとってみてください。
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