撮ったその場ですぐにプリントが楽しめる富士フィルムのインスタントカメラ「instax(インスタックス:愛称チェキ)」シリーズの新たなラインアップとして、音声を録音してQRコードとして出力したり、スマホの写真をワイヤレスで印刷することも出来るハイブリッドインスタントカメラ「instax mini LiPlay(インスタックス・ミニ・リプレイ)」が発売されました。
instax mini LiPlay プロモーションMOVIE 30秒/富士フイルム
「instax mini」という商品名よりも”チェキ”の愛称で親しまれているインスタントカメラは、デジタルカメラの登場によって一時期低迷していましたが、その場で写真がプリントできる手軽さや、Instagramなどのカード型写真サイトの登場などによって皮肉にも再び世界中で脚光を浴びています。
いわゆる銀塩カメラと呼ばれるアナログカメラ(フィルムカメラ)も再び見直されつつあり、デジタルと違って現像するまで何が撮影されているのかわからないというリアルな一瞬を記録している点や、アナログカメラならではの写真の出来栄えなども人気で使い捨てアナログカメラの「写ルンです」シリーズも人気になっていますよね。
今回登場したハイブリッドインスタントカメラ「instax mini LiPlay(リプレイ)」はそんなアナログ感とデジタル技術が融合していて、撮った写真がその場で印刷できるのはもちろん、デジカメのようにカメラ背面のLCDモニターを見ながら撮影した画像の中から、好きな画像を選んでプリントすることができます。
また、instaxシリーズ史上最小・最軽量のハイブリッドインスタントカメラながらも、露出補正による明るさ調整機能や、セピア調やモノクロ調などに写真を加工できる6種類のフィルター機能も搭載。インスタントカメラ単体としても充実しています。
そして、その他の大きな特徴として下記の3つの特徴があります。
1.新たに搭載された「サウンド機能」
カメラには最大10秒間の音声を録音する機能が搭載されていて、本体にWave形式で保存されるほか、写真にQRコードを一緒にプリントすることで、スマホのQRコードリーダーなどで情報を読み取って再生することが可能です。
写真と一緒にメッセージもプリントして渡すと、効果抜群です。
ただし、このQRコードに記載されているのは富士フィルムのサーバーらしく、現時点では保存期間が1年ということですので、その点だけご注意ください。
2.スマホ用プリンターとしても使用できる「ダイレクトプリント機能」
お手軽なハンディプリンター代わりにも利用できるこの機能では、スマホの中の画像をBluetoothを利用してワイヤレスで通信し、印刷することが可能です。
また、送信前に画像の拡大や回転といった設定も可能になっています。
3.スマホをリモコンにしてカメラから離れた場所でも撮影できる「リモート機能」
撮影者自身もみんなと一緒に写真に写りたい場合などにも便利なのがこの「リモート機能」。
スマホをリモコン代わりに利用して撮影することができます。自撮りや集合写真、「ローアングル」「ハイアングル」などカメラの使い方の幅が広がります。
4.多彩なデザインフレームを搭載
カメラ本体 の中にあらかじめ10種類のデザインフレームが搭載されていて、撮影する時や、撮影した後のどちらでも選んだフレームで写真のプリントアウトが可能です。
また、スマホ専用アプリの「instax mini LiPlay」をダウンロード(無料)することで20種類のデザインフレームが追加できるので、合計で30種類のフレームの中から気に入ったデザインフレームを利用してプリントできます。
そのほか、光沢フレームで写真が華やかになるミニフィルム「CONFETTI(コンフェッティ)」とスクエアフィルム「Star(スター)-illumination(イルミネーション)」も発売されていますので、撮影時のフィルムまで選択肢が増えました。
instax mini LiPlayの販売価格はオープン価格となっていますが、市場価格では概ね1万円中盤から後半くらいの価格になっています。
カラーは3色展開で、特殊な飛沫塗装で石のようにザラザラした肌触りが特長のストーンホワイト、カメラ表面の凹凸加工が印象的なエレガントブラック、光沢があり滑らかさが際立つブラッシュゴールドとなっています。
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