毎年11月から公募が開始されている株式会社キノブックス主催の『ショートショート大賞(SS大賞)』。「原稿用紙1枚でも、小説だ。」というおなじみのキャットコピーとともに、第3回目の募集が2017年11月1日から開始されています。
ショート・ショートと呼ばれる短い小説での応募になりますので、対象作品は400字詰め原稿用紙換算で1枚から15枚までのショートストーリーになります。
今回も審査員長はショートショート界の旗手、田丸雅智(たまる まさとも)さん。第1次審査では株式会社キノブックスの編集部の方々の他に全国の協力書店員の方々も交えて選考され、第2次審査では前回の第2回に引き続き、作家の太田忠司さん、梶尾真治さん、北野勇作さんの3名と、新たに新井素子さんが加わられての審査、そして最終審査では審査員長の田丸雅智及びキノブックス編集部となっています。
応募の締切は2018年1月31日(水)まで。受賞者発表時期は2018年6月頃の予定。
ただし、応募に関しては手書きでの郵送は不可で、公式サイトからの電子ファイルでの応募となっていますのでご注意ください。
それでも、ファイル形式に関しては(txt、doc、docx、rtf、pdf、xps、oxps)であれば、書式は自由で、縦書きでも横書きでも構わないそうですのでPCやスマホなどでネット環境があれば誰でも手軽に応募できるのはいいですね。
ちなみに第1回での応募総数は7,817篇、第2回の応募総数は4,578篇だったそうです。第2回は3,000篇ほど減っていたんですね。今回はどんな感じでしょうか。
また、第1回大賞受賞者の堀真潮さんは受賞作「瓶の博物館」を含むショートショート作品集『抱卵』にて昨年2016年12月にデビューされています。
第3回『ショートショート大賞』 賞金・賞品
第3回もこれまでと賞金や賞品の内容は同じになっていますが、今回は大賞のところで受賞作を含む書籍の刊行という所に但し書きが記載されています。
まぁそうですよね。応募したことはありませんが、初めて書いた2~3ページの作品が偶然にも大賞をとってしまっても、書籍にするにはあと何篇、何十篇もの作品が書けないと書籍になりませんものね。ショートショートだけに。
ただ、才能のある人は次々と浮かんでくるらしいですね。
話はそれますが、先月、14歳の誕生日に小説家としてデビューした「鈴木るりか」さんは図書館で偶然目にした小学生限定の新人公募文学賞「12歳の文学賞」に締め切り当日に書いたわずか11枚の作品が見事に大賞を受賞。以来小5、小6と3年連続で大賞受賞という快挙。
そして先月の16日の14歳の誕生日に「さよなら、田中さん」という小説で作家デビューされたスーパー中学生。読みましたが、笑いあり涙ありで、とても13歳の中学生が書いたとは思えません(笑)
「ストーリーはいつも勝手に湧き上がってきます。キャラクターが勝手にしゃべり出してくれるので、それを書き留めている感じです」
とは、何ともうらやましいです。
11枚どころか、わずか1枚からでも応募できる「ショートショート大賞」の賞金などはこちら。
大賞(1作品)
副賞:30万円、受賞作の頒布、担当編集者による受賞後のフォロー、受賞作を含む書籍の刊行。
※ただし、書籍の刊行については作品の質を重視し、弊社が出版に値すると判断した段階で書籍化します。
優秀賞(最大3作品)
副賞:5万円、受賞作の頒布、担当編集者による受賞後のフォロー。
その他、応募の詳細や過去の受賞作に関しては公式サイトにてご確認ください。
公式サイト ⇒ 第3回『ショートショート大賞』
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