2020年の今年より小学校で必須科目となったプログラミング教育。
そのプログラミング教育に合わせ、遊びながらプログラミング的思考力やひらめき力を身につけることを目指すパズルシリーズとしてスタートしたハナヤマの「ロジカルニュートン」シリーズに、ガリレオ・ガリレイが1589年に行ったと言われる、ピサの斜塔から質量の異なる球を落下させる実験をモチーフにしたパズルゲーム「ロジカルニュートン ガリレオの鉄球」が登場しました。
余談ですが、シリーズ名にもなっているアイザック・ニュートン(イングランド)が生まれたのが、ガリレオ・ガリレイ(イタリア)の亡くなった翌年(1643年)というのも面白いですね。「万有引力の法則」と「落体の法則」というともに落ち物系の偉人たち。
大きさの異なる鉄球を同時に落としたらどちらが先に地面に到着するのか。ガリレオが実際にピサの斜塔から大きさの異なる鉄球や木球などを落とす実験をした・・・という有名な逸話がありますが、実際は鉄球だったのか木球だったのか、どうだったんだろうかと調べてみましたら、どうやら弟子による創造(ガリレオ伝を執筆する際の誇張?)らしく、文献として残っているのは斜めに置いたレールの上を、同じ大きさながら重さが異なる球を転がす実験とのこと。まぁ実験とまではいかなくても、試しに石か何かは落としていたかもしれませんね。
ちなみに「落体の法則」とは、物体が自由落下するときの時間は、落下する物体の質量に依存せず、物体が落下するときに落ちる距離は、落下時間の2乗に比例するというものです。
また、実際には空気抵抗があるので抵抗の少ない球体以外では若干の誤差が生じますが、空気がなければ鉄球も羽も同じ速度で落下するとも述べられていて、そのガリレオの法則を証明した動画もあります。
NASAの真空施設にてボウリングの球と羽毛を同時に落下させた実験。
Brian Cox visits the world’s biggest vacuum | Human Universe – BBC
と、余談のほうが長くなりましたね(笑)
「ロジカルニュートン ガリレオの鉄球」では、上部スタート位置にある鉄球を指定されたゴールポケットまでバーをうまく配置、誘導して転がすという単純なゲームで、問題となるシートを差し替えることで全40問(難易度は5段階)を解きながらプログラミング的思考力やひらめき力を身につけることを目指すパズルゲームとなっています。
こちらが見本の動画です。ガリレオの落体の法則というよりはパチンコの球の落ち方の見極め方とみたいですが、将来はパチプロになれるかもしれません。プログラミングのみならず、シューティングゲームなどのデザイナーなどにもなれるかもしれませんね。
ロジカルニュートン ガリレオの鉄球
「ロジカルニュートン ガリレオの鉄球」商品概要
価格 :2,980円(税別)
発売日 :2020年10月24日
販売目標:初年度合計3万個
監修:ワンダーラボ株式会社
https://wonderlabedu.com/
推薦:花まる学習会 代表 高濱 正伸氏