関西の中でも特に京都市・大阪市・神戸市の三つの都市とその界隈のことを略して京阪神と呼びますが、その三都では毎年冬の風物詩とも言える光の祭典が各地で行われています。
それら三都のイベントの相乗効果を狙って、近畿日本鉄道株式会社、南海電気鉄道株式会社、京阪電気鉄道株式会社、阪急電鉄株式会社、阪神電気鉄道株式会社、京福電気鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社および神戸市、大阪市、京都市などが連携して「神戸・大阪・京都“光と灯りの街めぐり”冬の三都ファンタジア」と題したPRを開始しました。
なお、それぞれのイベントの概要は以下のとおりです。
『神戸ルミナリエ』
『神戸ルミナリエ』とは、1995年の阪神・淡路大震災犠牲者への鎮魂と神戸の復興・再生を象徴する行事として同年の12月から開催され、今年で22回めを迎えます。
様々なデザイン様式の木製アーチの構造体に色とりどりの電球で彩色が施され、アーチ型構造体を道路上に設置した「ガレリア」と呼ばれる遠近感のある回廊や、「スパッリエーラ」と呼ばれる光の壁掛けなどで構成され荘厳な雰囲気を醸し出します。
今年のテーマは『光の叙情詩』。とのことです。総合プロデューサーは今年もイタリア人のダニエル・モンテベルデが務めています。
2016年度の『神戸ルミナリエ』開催期間は平成28年12月2日(金) ~ 12月11日(日)
点灯時間は下記の予定となっています。
【月曜日~木曜日】18:00 頃 ~ 21:30
【金曜日】18:00 頃 ~ 22:00
【土曜日】17:00 頃 ~ 22:00
【日曜日】17:00 頃 ~ 21:30
場所は神戸・旧外国人居留地および東遊園地で、会場の入口は元町駅側で元町側からの一方通行になります。
~最寄り駅~
阪急:神戸三宮駅
阪神:元町駅、神戸三宮駅
JR西日本:元町駅、三ノ宮駅
神戸市営地下鉄:三宮駅、県庁前駅、旧居留地・大丸前駅
入場は無料ですが、「1人100円」の募金や新聞に名前が掲載される「1000円」募金、関西電力「はぴeポイント」による寄付などの他、クラウドファンディングによる寄付(ギフト返礼あり)、神戸ルミナリエ公式グッズの購入などで協力することが出来ます。
主催:神戸ルミナリエ組織委員会
公式サイト http://www.kobe-luminarie.jp/
『大阪・光の饗宴2016』
The promotion video of Festival of the Lights in Osaka 2016 /
大阪・光の饗宴2016プロモーションビデオ(ロングバージョン)
『大阪・光の饗宴2016』は2013年冬に「水と光の首都大阪」の実現をめざして開始されたイベントで今年で4年目。
大阪の中心を南北に走るメイン道路の御堂筋を光で包みこむ「御堂筋イルミネーション2016」と、水と光の際立つ中之島で開催される「OSAKA光のルネサンス2016」の2つのイベントを総合的にプロデュースし、今年の冬の大阪も鮮やかに彩ります。
「御堂筋イルミネーション2016」
「御堂筋イルミネーション2016」の開催日程は平成28年11月20日(日)~平成29年1月9日(月・祝)まで。
御堂筋通りの北は梅田の阪神前交差点から南は難波西口交差点までの全長約4kmの歩道のイチョウ並木が「スターダスト(星屑)」のイルミネーションで鮮やかに彩られたり、沿道ビルのライトアップ、光のモニュメントなどが登場します。
点灯予定時間は毎日17時(夕方5時)から23時(午後11時)の予定。
イルミネーションは8つのエリアに分けられ、「水都ブルー」「シャンパンゴールドミックス」「シャイニーピンク」など、それぞれ異なった色で表現されます。
また、開催初日の11月20日(日)は開宴式として17時から19時までの間、久太郎町3交差点から新橋交差点までの車道がそのまま歩行者天国として開放され、歩きながら車道側からの景色を楽しむことが出来ます。(地下鉄で言えば本町から心斎橋の間)
なお、当日は14時~16時まで「御堂筋オータムパーティー2016 御堂筋ランウェイ」として既に歩行者に開放される蜷川実花さんディレクションブランドの和装コレクションや、その他様々なファッションショー、ダンスやストリートパフォーマンス等による演出などのイベントが行われる予定です。
御堂筋だけに最寄り駅は大阪市営地下鉄の御堂筋線の梅田駅、淀屋橋駅、本町駅、心斎橋駅、なんば駅のほか西梅田駅、東梅田駅、JRの大阪駅など。
あとは難波(なんば)では南海や近鉄、阪神電鉄、JRと一通り乗り入れています。
その他詳細は 「御堂筋イルミネーション2016」のサイトにて
http://www.hikari-kyoen.com/midosuji/index.html
「OSAKA光のルネサンス2016」
「OSAKA光のルネサンス2016」の開催期間は平成28年12月14日(水)~12月25日(日)まで。
場所は中之島の大阪市役所周辺から中之島公園近辺。
各イベント会場などで開催される光のアートフェスティバル「OSAKA 光のルネサンス」は今年で14年目。
主なイルミネーションとして
- 大阪市庁舎正面イルミネーションファサード
- 中之島イルミネーションストリート
- ウォールタペストリー 特別公演〜心にかがやく宝もの〜
- 大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング
『OSAKA ART CITY 都市とはアートである』・今昔 ‒Past,Present and then- - フランスアベニュー
- 中之島スマイルアートプロジェクト・ひかりの実
- 大阪市職員互助会イルミネーション・水ものがたり 2016 〜冬花火〜
などが、また、イベントとして
- 市役所ロビーコンサート
- 大阪芸術大学 クリスマスポップスコンサート 2016
- 大阪市中央公会堂 ONE★COIN 見学会&コンサート 2016
- 大道芸
などがあります。また、今年の大阪市中央公会堂でのプロジェクションマッピングは大阪芸術大学の若い学生たちとの初の共同事業となるそうです。
その他、周辺の橋などもライトアップされて綺麗に彩られます。
最寄り駅では
京阪:淀屋橋駅、北浜駅、天満橋駅、大江橋駅、なにわ橋駅
JR西日本:北新地駅
大阪市営地下鉄:淀屋橋駅、北浜駅、天満橋駅
などからメインの大阪市中央公会堂界隈にかけて楽しめます。
「OSAKA 光のルネサンス」公式サイト http://www.hikari-kyoen.com/renaissance/index.html
『京都・嵐山花灯路-2016』
文化と伝統が織りなす悠久のまち京都。
平成15年3月から東山地域において、「灯り」をテーマとする新たな観光資源の創出事業である『京都・花灯路(きょうと はなとうろ)』が始まり、平成17年12月からは嵯峨・嵐山地域においても開催されています。
嵯峨嵐山地域の自然景観や歴史的文化遺産などが、和を基調とした露地行灯(あんどん)の「灯り」といけばな作品の「花」で彩られ、嵐山の名所・渡月橋と山裾、水辺などが鮮やかにライトアップされます。
野宮神社から大河内山荘庭園に至る散策路の竹林の行灯とライトアップはなんとも言えない情景ですよね。周辺の寺院や神社でも特別拝観やライトアップが行われる予定です。
開催期間は平成28年12月9日(金)~ 12月18日(日)まで。
開催場所は京都の嵯峨・嵐山地域で、渡月橋のある中之島公園界隈から北の二尊院に至るる嵯峨野散策路とその周辺寺院・神社等が対象区域になっています。
点灯時間は午後5時から午後8時半の予定です。
最寄り駅の阪急:嵐山駅・嵐電(京福電車):嵐山駅・JR西日本:嵯峨嵐山駅などをご利用の上お越しください。
京都・嵐山花灯路2016公式サイト http://www.hanatouro.jp/arashiyama/index.html