SS大賞

 

株式会社キノブックスでは、2015年11月19日(木)から2016年2月29日(月)まで、第1回『ショートショート大賞』の応募受け付けを開始されました。

 

SS(ショート・ショート)と言えば、わずか数ページ程度の短い小説で、星新一(ほし しんいち)さんがその代表格ですよね。

マンガで言えは4コママンガのように、短いながらも起承転結があって、どちらかと言えば大どんでん返しがあったり、ブラックジョークだったり。

そういえば星新一さんはアメリカなどの風刺の効いた一コマ漫画を集めておられましたので、4コマが普通の短編小説だとしたら、ショートショートは、ひとコマ漫画なのかもしれません。

そんな読みやすさと意外な結末を持つショートショートをもう一度見直し、作家はもとより「本の面白さ」を伝えて読者の裾野を広げていこうと言うことでこのたび『ショートショート大賞』を作られました。

審査員には本家「星新一ショートショート・コンテスト」の流れをくむ「樹立社ショートショートコンテスト」の1等星・最優秀作品賞 受賞者の田丸雅智(たまる まさとも)さんを最終審査の審査員長に、2次審査員には作家の井上雅彦さん(都筑道夫ショートショートコンテスト入賞者)、太田忠司さん(星新一ショートショート・コンテスト優秀作受賞者)、北野勇作(日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞者)さんらをむかえ、応援団として、大の読書家であり、自らも即興小説を執筆するという趣味を持つ、劇団EXILEの秋山真太郎さんが加わっています。

わずか1枚からでも応募できるショートショートの世界。

これぐらいオレでも書けるんじゃね?って思った勇者な方はぜひご応募を。たった1枚の紙が30万円以上の価値を持つかも・・・

<『ショートショート大賞』応募要項>
対象     :400字詰め原稿用紙換算1枚から20枚までのショートショート
テーマは問いません。
応募締切   :2016年2月29日(月)18:00まで
受賞者発表時期:2016年6月予定
発表方法   :公式サイトにて発表

尚、応募は電子ファイルのみでの受付になり、手書き原稿は不可とのことです。ただし、一人何作でも応募が可能とのこと。

[賞金・賞品] ・大賞(1作品)
副賞:30万円、受賞作の頒布、担当編集者による受賞後のフォロー、受賞作を含む書籍の刊行。
優秀賞(最大3作品)
副賞:5万円、受賞作の頒布、担当編集者による受賞後のフォロー。

ショートショート「冷たい視線」 劇団EXILE 秋山真太郎(朗読) × 田丸雅智 (作)(期間限定公開)

 

お問い合わせ、応募先等、詳しくは公式サイトをご確認ください。
http://shortshortawards.com/

こちらはそのキノブックスから発売されている田丸雅智さんのショートショートの入門書

たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座 

有名なのは星新一さんの弟子「江坂遊」さんのこの本。

小さな物語のつくり方

追記:第1回ショートショート大賞の受賞作品が発表されました。

大賞は堀 真潮(ほり・ましお)さんの『瓶の博物館』という作品だそうです。おめでとうございます。

また、優秀賞は以下の3名様だったみたいです。おめでとうございます。(敬称略)

  • 『雨女』 髙山幸大(たかやま・こうだい)
  • 『靴に連れられて』 梨子田 歩未(なしだ・ふみ)
  • 『紙魚(しみ)の沼』 行方 行(なめかた・ぎょう)

 

さらに、これら受賞作の掲載された小冊子「第1回ショートショート大賞受賞作品集」が6月中旬頃から全国の協力書店店頭にて無料配布されるそうですので、こちらも楽しみですね。(中旬ということで6月16日にのぞいてみましたがまだでした。更新されたらまた追記したいと思います

詳しくは大賞サイト http://shortshortawards.com/ にてご確認下さい。

※6月17日追記:発表されました。お近くの書店をご確認下さい。
※その小冊子に第2回の告知もされていました。昨年同様11月中旬ごろから開催予定とのことですので、今から準備されてはいかがでしょうか。

 

※2016年11月5日追記:第2回ショート・ショート大賞の募集が開始されました。

応募締切は2017年2月15日(水)18時00分までとなっています。

 

※第2回の受賞作品発表。

【大賞】  『桂子ちゃん』    洛田 二十日(らくだ・はつか)

【優秀賞】 『超舌食堂』     恵誕(けいたん)

【優秀賞】 『今すぐ寄付して。』 滝沢 朱音(たきざわ・あかね)

【優秀賞】 『ヤンタマ』     長野 良映(ながの・りょうえい)

 

となっています。おめでとうございます。