「世界遺産 二条城の夏」

1603年(慶長8年)に江戸幕府初代将軍徳川家康によって築城され、1867年(慶応3年)に第15代将軍徳川慶喜が二の丸御殿の大広間で「大政奉還」をした場所としても有名な江戸時代を象徴する城にして、1994年(平成6年)にユネスコ世界遺産にも登録された二条城。

そんな二条城において、世界遺産登録25周年を記念した「世界遺産 二条城の夏」というイベントが本日2019年7月1日(月)より開始されました。

 

京都市文化市民局・元離宮二条城事務所によれば、二条城の価値・魅力を多くの方々に実感いただくため、朝や夕方の涼しい時間帯にゆったり城内を観覧いただけるよう入城時間を拡大し、貴重な文化財に親しんでいただく特別企画として『国宝二の丸御殿・大広間四の間』の特別入室や原画公開を実施するほか、通常非公開の香雲亭では数量限定の特別朝食の提供も行われるとのことです。

 

入城時間の拡大等実施期間は令和元年7月1日(月)~9月30日(月)までです。(国宝・二の丸御殿特別入室期間は別途)

7月の京都といえば、本日より開催される祇園祭(最大の見所として有名なのは7月17日の山鉾巡行)などもありますし、8月16日には「五山の送り火」などもありますので、この機会に是非、夏の京都へおこしやす。

 

 

1.入城・展示収蔵館の開館時間及び料金

入城 展示収蔵館
7月及び8月 午前8時~午後5時 午前9時~午後5時30分
9月 午前8時~午後4時 午前9時~午後4時30分

※二の丸御殿は午前8時45分から(7月及び8月の火曜日は観覧休止)

 

入城+二の丸御殿観覧 7・8月の火曜日 展示収蔵館
一般個人 1,000円 600円 200円
一般団体
(30名以上)
800円 500円 200円
中学生・高校生 350円 350円 200円
小学生 200円 200円 200円

 

 

 

国宝・二の丸御殿特別入室「大広間四の間」特別入室・原画公開

国宝・二の丸御殿特別入室「大広間四の間」

7月10日(水)から8月26日(月)までの期間は国宝・二の丸御殿特別入室「大広間四の間」を開催。大広間四の間に入室し、障壁画(模写)や天井画、欄間彫刻を間近で鑑賞することが出来ます。

また、7月12日(金)及び8月9日(金)午前10時からは先着50名まで学芸員による解説会も実施予定。

参加費用は無料で、当日午前9時30分に大休憩所北側レクチャールームにて受付開始。その後大広間四の間へ移動しての解説などが予定されています。(※入城料及び二の丸御殿観覧料は別途必要です。)

 

なお、『重要文化財・二の丸御殿障壁画 原画公開「大広間四の間」松鷹(まつたか)~桃山の遺風(いふう)~』は7月11日(木)~9月8日(日)まで開催予定で、二条城障壁画 展示収蔵館にて二の丸御殿を代表する狩野派による障壁画「松鷹図」が9年ぶりに二の丸御殿での配置を再現して公開予定です。
国宝・二の丸御殿特別入室「大広間四の間」

3.清流園・香雲亭で朝御膳(完全予約制)

清流園・香雲亭で朝御膳(完全予約制)

清流園内にある通常は非公開の香雲亭にて、期間限定で上記写真のように清流園を眺めながら朝食を取ることが出来るイベントが期間中(7/1~9/30)開催されます.

1日40名限定の完全予約制で京料理いそべ「季節の一品付 京のゆば粥御膳」が税込3,000円にて提供されます。(※別途入城料が必要です)

予約に関しては前日午後4時までに電話にての予約で、予約希望日、氏名、人数、連絡先、アレルギー等をお伝えください。

受付時間は午前10時~午後4時。

受付電話番号は 075-551-1203 です

 

京料理いそべ「季節の一品付 京のゆば粥御膳」

なお、季節の一品は7月25日までが上記「鱧のあぶり」で、7月26日から8月16日までは「賀茂茄子田楽」、8月17日から8月31日までは「鮎の煎り出汁」、9月1日からは「ゆばと牛しゃぶサラダ仕立て」、9月16日からは「名残鱧と松茸の茶碗蒸し」となっています。

賀茂茄子田楽
賀茂茄子田楽
鮎の煎り出汁
鮎の煎り出汁
ゆばと牛しゃぶサラダ仕立て
ゆばと牛しゃぶサラダ仕立て
名残鱧と松茸の茶碗蒸し
名残鱧と松茸の茶碗蒸し

 

 

その他、お問い合わせは 元離宮二条城事務所(電話:075-841-0096)まで。(※ 「京のゆば粥御膳」の予約先電話番号とは異なります)